子供に多い脊柱側弯症 親が知っておくべき治療のポイント

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 術後は6カ月ほど運動はできないが、その後は、空手などの格闘技、器械体操、スノーボードなどの激しい運動以外、禁忌事項はない。テニス、水泳、ゴルフ、スキーなどはOK。また、リスクが高まる病気もない。

 脊柱側彎症を放置すると、見た目の問題に加え、後に呼吸や食事面での障害、逆流性食道炎や脊柱管狭窄症などを併発することもある。思春期で脊柱側彎症を発症したが、側彎はほとんど進まず、高齢になって側彎の程度が進み、手術になるケースも近年は増えている。

「80代でも手術は可能。しかも当院では、世界初のロボットアームによって術中に背骨の3次元デジタルデータを作成し、それをベースにインプラントを挿入する。位置なども正確に確認でき、安全かつ短時間で手術を行えます」

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