愉快な“病人”たち

INSPi奥村伸二さん 有棘細胞がんで鼻の半分を失い再建まで

「鼻が半分ない状態は凄くよかった」と奥村さん(C)日刊ゲンダイ

 鼻の右側を切除し、直接、穴が見える状態になりました。それが2015年6月です。

 幸い再発の可能性はあまりないがんらしいので、通常ならすぐ鼻の再建手術となるのですが、ボクの場合、イレギュラーなことがあまりに多いので、2年間、様子を見て再発がないことを確かめてから再建手術をすることになりました。

 その間、ガーゼを貼って音楽活動を再開しました。意外に思われるかもしれませんが、鼻が半分ない状態は凄くよかったんです。

 鼻がないってことは、直で穴。肺から出した声が、そのまま上に抜けてくれるので、高い声がとても出しやすかったんです。

「このままでいいんじゃないかな」って思ったくらい(笑い)。でも、みんな「あった方がいいんじゃない?」って言うので去年の夏、再建手術を始めました。

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