寿命に直結しかねない病気ゆえ リウマチ治療最前線を知る

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 JAK阻害剤は2013年承認の「トファシチニブ(商品名ゼルヤンツ)」と、17年承認の「バリシチニブ(同オルミエント)」がある。実は、トファシチニブは効果の高さは確認されていたものの、悪性腫瘍の発症を高めるのではないかとの懸念から、積極的に処方されてこなかった。

 しかし、安全性を確認する調査を、投与中止症例も含む使用者全例(3929例)を対象に3年間の追跡調査を実施。中間解析では、悪性腫瘍の発症率に関して、高くならないことが判明した。

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