男性の場合、抗がん剤は精子形成の過程に影響を与え、乏精子症や無精子症などを引き起こし、不妊症の原因になる。 無精子症になっても、治療後2年以上経つと多くは精子の出現が見られるが、抗がん剤の総投与量が多いと回復しない場合もある。放射線治療も照射線量が多いほど不妊期間が延長するという。 次回は、卵子や精子を凍結保存する「妊孕性温存療法」を取り上げる。
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