人生100年時代の保険術

老後の健康維持に必須 スマホは今や高齢者のライフライン

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 体重・体組成計(体重・BMI・体脂肪率・筋肉率など)、血圧計、体温計、活動量計が主なデジタルヘルス機器です。

 活動量計とは歩数、階段の昇降回数、消費カロリー、脈拍数、睡眠時間と質などが測れる、腕時計型の装置です。アップルウオッチやフィットビットが有名です。

 血圧を測定できる活動量計(中国製)も売られています。試しに買って使ってみたところ、普通の血圧計と遜色のない測定値が得られました。

 ただ1カ月ほどで使えなくなってしまったので、品質はまだまだです。

 しかしこれらの装置とスマホのアプリを組み合わせると、毎日の測定値を自動的に記録して、画面でチェックすることができます。自分で記録する面倒がまったくないので、かなり便利になります。

 でもそれだけで、健康維持・増進に効果があるのでしょうか。実は世界中でその検証実験が行われており、運動量が増えた、体脂肪率が落ちた、血圧が下がった、といった効果があることが明らかになりつつあります。また睡眠を測定することで、睡眠時無呼吸症候群を早期に発見できることも分かってきました。

 人生100年時代を乗り切るためには、できるだけ長く健康で、仕事を続けることが大切。引退してからなどと言わず、今日から始めるべきでしょう。

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