糖尿病でも脳卒中・心筋梗塞のリスク減らす5つのポイント

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 血糖値が上がると、インスリンを分泌させる薬で人によってはHbA1cが2%近く下がるうえ、体重も2キロ近く減るという。使い始めてもやめられないものでもないのも魅力だ。

■悪玉コレステロールは皮下注射で減らす

「日本では、LDL―C(いわゆる悪玉コレステロール)を下げるためにスタチンという飲み薬が使われています。しかし、それだけでは下がりにくい場合は、一昨年発売された高コレステロール血症治療薬アリロクマブ(商品名プラルエント)を試すのも手です。費用はかかりますが、4週間に1度、在宅自己注射薬なので面倒がなく、飲み忘れの心配もありません」

 この薬は、LDL受容体分解促進タンパク質であるPCSK9(プロタンパク質転換酵素サブチリシン/ケキシン9型)とLDL受容体の結合を阻害することで、LDL―Cの除去に利用できる受容体数を増やし、その結果、LDL―C値を低下させる。

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