声帯ポリープが…手術前に受けるべき「声の衛生教育」とは

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 一方、日本では声の衛生教育について賛否両論だ。手間がかかることもあり、「そんなことをしなくても手術で取ってしまえばいい」と考える医師も少なくない。言語聴覚士が十分にいないという問題点もある。

「しかし、声帯ポリープは原因がはっきりしているので、それを改善しない限り、手術で取ってもまたできる。衛生教育は、声帯ポリープの治療として、さらに再発防止策として、非常に有効なのです」


■衛生教育の徹底で手術が不要になる

 角田医師ら国立病院機構の全国の11病院からなる感覚器研究グループは、手術前に声の衛生教育を行うことで声帯ポリープがどう変化するのかを調べた世界初のランダム化比較試験を実施。

 今月発行の医学誌「Laryngoscope11月号」に内容が掲載される。

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