無表情、丸い、長い…「顔つき」には7つの病気が潜む

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

「コルチゾールはストレスを受けたときに分泌が増えるため、『ストレスホルモン』と呼ばれています。肝臓での糖の新生や筋肉でのタンパク質の代謝、脂肪組織での脂肪分解などの代謝の促進、さらには抗炎症および免疫抑制にも関わっています。生きていくうえでなくてはならないホルモンですが、過剰に分泌されると体幹に過剰に脂肪がつき、顔が丸く膨らみ、皮膚が薄くなるのです」

 アデノイド顔貌は、別名「ロングフェース症候群」と呼ばれ、鼻の奥にあるリンパ組織(アデノイド)が腫れることによってもたらされる。

「アデノイドは細菌やウイルスが体内に侵入するのを防ぐ働きがあります。その免疫機能が過剰に作用し、アデノイドが肥大することで顔が長くなります。口が開いた状態になって口呼吸することが多い。そのため虫歯や歯周病になることが多く、口を閉じなければ発音しづらい『マ行』や『サ行』がうまく出ない場合があります」

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