原因は歯以外にあり「非歯原性歯痛」の治療で痛みが消える

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 発作は50~60分で治まり、発作時以外は全く症状がない。

「原因は、群発頭痛でした。内頚動脈に一過性の神経原性炎症が生じ、血管が腫れ上がる。群発頭痛の薬ゾルミトリプタンの服用で翌日には寛解しました」

 片頭痛で歯痛が起こっているケースもある。また、上顎洞性歯痛、心臓性歯痛(狭心症、心筋梗塞)、精神疾患なども非歯原性歯痛の原疾患になる。

 もしも、と思ったら、非歯原性歯痛診療ガイドラインを事前資料にして、歯科以外の科(脳神経外科、神経内科、頭痛外来、循環器科など)と連携して治療を行っている歯科を受診しよう。

4 / 4 ページ

関連記事