独白 愉快な“病人”たち

十二指腸潰瘍穿孔の伴大介さん「腹の中でプチッと音が…」

伴大介さん(C)日刊ゲンダイ

 親族の中には、「プチッと音がした後、すぐにたばこを吸ったから内臓が収縮して穴を塞いだんじゃないか」という者がいて、思わず笑ったよ。まあ、医者が奇跡的というくらいだから、その可能性もゼロじゃないかもしれない。ただ、たばこはその時からスッパリやめて、健康を目指すことに決めた。

 ところが2年が過ぎた頃に、今度は「腸閉塞」で深夜にまた救急車で運ばれた。どうやら痩せすぎが原因だったようだ。治療は、鼻から腸まで管を通して閉塞している部分をぐいぐい広げるというものだった。医者が5~6人がかりで寄ってたかってやるんだけども入らないんだよな(笑い)。あれはつらかった。

 その日の映画の撮影をドタキャンせざるを得なくて、監督の携帯に直接電話したときは情けなかった。まあ、俺の代役なんてすぐに見つかったみたいだけど……(笑い)。

■漢方薬「大建中湯」が合っていた

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