一方、限られた医療資源の中で、実際に治療を行っているわれわれからすれば、より多くの患者に新しい機器で治療を受けてもらうためには、初めから価格を安くした方がいいのは明らかです。その点では、使う側の現場と、作る側のメーカーに温度差があるのも事実です。
そうした“誤差”もしっかりクリアして、より多くの患者が左心耳切除術の恩恵を受けられるよう、今後も開発を進めていきます。
天皇の執刀医「心臓病はここまで治せる」