人生100年時代を支える注目医療

あと1~2年で実用化 光免疫療法でがん治療は大きく変わる

土井俊彦副院長兼科長(提供写真)

 これまで開発されて失敗した抗体医薬でも、再び薬として活用すればコストも安い。また、光を当てるだけなので、治療技術の“均てん化”にもつながる。近い将来、がん治療の選択肢がまたひとつ増えそうだ。

▽1989年岡山大学医学部卒後、同大大学院医学研究科修了。国立病院四国がんセンター内科、2002年から国立がん研究センター東病院。内視鏡部消化器内視鏡室医長、消化器内科長などを経て、14年副院長。15年現職を兼務。〈所属学会〉日本内科学会、日本消化器病学会、日本消化器内視鏡学会。

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