ステージⅣがん治療を断るとどうなる

筋トレで免疫力と代謝アップ 腫瘍マーカーなどが正常値に

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

「患者よ、がんと闘うな」などの著書で知られる近藤誠氏は、今年の3月、私ががんの宣告を受ける前に取材で会った時、こう言った。

「がんは老化現象。そもそも、がんは自分自身の一部だ。それを叩こうとしたら、体のほうが参ってしまうのは当然。負担の少ない治療法を選ぶ方が長生きできる」

 近藤氏は、今回の私の症状と対処についてこう語った。

「食道がんステージⅣでも、首のリンパが腫れただけで、肺や肝臓など重要臓器への転移がないなら、現時点では死に至る要素はない」

 私の場合、近藤氏の“放置療法”と似てはいるのだが、ジム通いと食事で自己の免疫力を高める自称“免疫療法”は行っている。

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笹川伸雄

笹川伸雄

ジャーナリスト。1946年、宮城県生まれ。医、食、健康のジャンルを得意とし、著書に「妙薬探訪」(徳間文庫)など

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