意外に知らないホルモンの実力

女性ホルモンが減少する閉経後も乳がんを発症するのはなぜ

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

「閉経後は副腎から分泌される弱い活性の男性ホルモンが、脂肪組織内のアロマターゼという酵素によってエストロゲンに変換されるのです。肥満は閉経後、乳がんの最大リスク。閉経後の乳がん治療では、アロマターゼの働きを阻害する薬が使われています」

 更年期障害のホルモン補充療法は改良が進み、今は乳がんや血栓のリスクが少ない。ただし、たばこでリスクが上がるので注意が必要だ。

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