患者が語る 糖尿病と一生付き合う法

低血糖にゼリー飲料持ち歩き 食べやすくおいしく効果あり

持ち歩きはゼリー飲料がいい(写真はイメージ)/(C)日刊ゲンダイ

 ガングリオン摘出手術で入院した際、無条件にカロリー制限食にされてしまった経緯を前回書いた。インスリンはいつも通りの量を打っていたので、バランスが悪かったのか、入院初日の晩にさっそく低血糖を起こしてしまった。

 一応、病院内だし、看護師の指示に従ったほうがいいのかなと思って報告すると、小さなコップに入った無色透明の液体を飲まされた。砂糖水のようなもの(たぶん、ブドウ糖を水で溶いたもの)だった。

 これがなんとも生ぬるくて飲みづらい代物だった。速やかに糖分を補給するという観点から見て、理屈としてはまちがっていないのだが、だいぶ戸惑わされた。普段、自分で補食する際には、違うものを口に入れているからだ。

 家にいるときは、ビスケットなどを何個かかじることが多い。ブドウ糖そのものよりは血液に吸収されるのが遅いが、原料の大半は穀物と砂糖なので、これでも十分に用が足りる。

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平山瑞穂

1968年、東京生まれ。立教大学社会学部卒業。2004年「ラス・マンチャス通信」で日本ファンタジーノベル大賞を受賞。糖尿病体験に基づく小説では「シュガーな俺」(06年)がある。

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