新薬も続々 関節リウマチ治療は現在どこまで進んでいるか

未病の人の発症を防ぐ研究も(写真はイメージ)/(C)日刊ゲンダイ

 治療においてはリウマチ専門医の存在が不可欠だ。現在、日本には80万~100万人の患者がいるとされているが、専門医の地域偏在が大きな課題になっている。

 これを受け、厚労省は今年新たに「リウマチ等対策委員会」を設置。専門医不足を補うべく、薬剤師をはじめとしたリウマチに詳しい医療者を育成し、患者が安心して治療を受けられるように取り組んでいる。

 関節リウマチの治療技術や環境は、大幅に改善されている。そうした恩恵を受けるためには、まずは早期に診断を受けることが重要だ。関節の痛みや腫れが4週間以上続くようなら、病院で診てもらったほうがいい。

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