データが示す 千葉県民はヒートショックのリスクが最も高い

サルはヒートショックの心配はない!?(C)共同通信社

 名優の平幹二朗さん(享年82)が浴室内で亡くなったのが2年前。ヒートショックとみられる浴室内での事故では、年間で推定1万9000人が亡くなっている。血圧の高い高齢者を抱える家庭はとくに要注意だ。

 では、どの県の人が最もヒートショックのリスクが高いのか。

 ガス製品の「リンナイ」が調査したところ、意外や意外、“温暖”と呼ばれる地方ほど危険度が高い傾向にあった。

「あくまでヒートショック予備群としての数字ですが、ワーストは千葉県でした。さらに宮崎県、愛媛県、沖縄県と続きます。反対に北海道や長野県の寒い地方は意識が高いのか、危険度が低く出ています」(リンナイ広報担当者)

 調査は、東京都市大学の早坂信哉教授(医師)の監修の下、「42度以上の熱い風呂」「飲酒後に入浴」「入浴前に水分をとらない」など10項目についてアンケート。千葉県民は入浴時間が全国平均の12.6分より長い15.5分で、全国で一番長風呂。さらに寒い時は寒いので、血圧が乱高下してしまう。

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