独白 愉快な“病人”たち

スタレビ根本要さん語る脳梗塞で入院1週間 “偽装”の噂まで

根本要さん(C)日刊ゲンダイ

■ボクらの音楽が誰かの生きる力になっていることを改めて知った

 危険とされる24時間が経過すると、一般病棟に移され、1週間で退院しました。血圧も、コレステロール値も、血液のサラサラ度も異常がなく、全身の血管を調べても、どこかから血の塊が脳に飛んで塞がったわけでもないらしい。原因不明のまま、今も経過観察中です。

 といっても、唇のしびれも入院中に消えて、後遺症は何もありません。しかも、アルバムのレコーディングが終わって、これからツアーが始まるというはざまだったので、仕事への影響も最小限で済みました。あまりに良過ぎるタイミングに「偽装入院」の噂が出るくらい(笑い)。

 それでも、無料ライブを含めて3本の仕事をキャンセルしたことは事実。デビュー以来37年間、自分たちの都合でライブをキャンセルしたことは一度もなかったので、かなりショックでした。

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