1日25粒以上はNG…アーモンドを食べ過ぎてはいけない理由

1日25粒以上食べてはいけない(C)日刊ゲンダイ

 実際、慶応大学医学部の井上浩義教授が男女8人に半年間行った検証実験では、食事を含め普段と変わらない生活を送りつつ1日25粒のアーモンドを食べ続けたところ半年で平均3.4キロ痩せたという。

「ビタミンEも100グラム当たり31.1ミリグラムと飛び抜けて多く、カボチャの5倍も含まれています。抗酸化作用があり、代謝により発生するフリーラジカルから細胞を守り、老化やがんからも身を守ってくれるとされています」

 アーモンドには現代人が不足しがちな、カルシウム、亜鉛、マグネシウムなどのミネラルが豊富で体調を整えてくれる。鉄分はホウレンソウの約6倍、食物繊維はゴボウの約2倍もあり、便秘気味の人にも良い影響を与える。葉酸が多いので、妊婦にも良いという。

■吐き気や下痢、肝機能障害を招く可能性

 ただし、食べ過ぎれば問題が起きる。そもそもアーモンドはカロリーが高い。1粒でおよそ6~7キロカロリーもあり、100グラム食べると約598キロカロリーにもなる。これはご飯茶碗2杯分(1膳当たり150グラム=250キロカロリー)に相当する。

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