「1日の平均アルコール摂取量が60グラム以上の人、γ―GTPの数値が高かった人は、まずは減酒に取り組んでください」
■断酒が無理ならまずは「減酒」
では、具体的にはどのようにして酒量を減らしていけばいいのか。湯本医師がすすめるのはレコーディングだ。
「自分がお酒を何本飲んでいるか、できれば何グラムなのかを飲むたびに記録すると、心理的なブレーキになり量を減らしていけます。なぜ飲むことになったのかも書いておけばたくさん飲んでしまう状況を把握でき、次から回避できるようになります」
ほかにもお酒を薄いものに替える、週に1日でも休肝日をつくる、2次会に行かない、一口飲んだらコップをテーブルに置く、ノンアルコールの物に替えてみるなどの方法もよい。また飲む前に食べたり、飲みながら食べたりすると、アルコールが胃腸から吸収されるのを遅らせることができ飲む量自体が減る、悪酔いしにくくなるといわれている。