腎臓を守る

CKDは放っておくと人工透析前に心筋梗塞や脳卒中で死ぬ

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

「腎臓はガマン強い臓器なので、eGFR値が45~59の3a期(軽度から中等度低下)あるいは、同値30~44の3b期(中等度から高度低下)あたりになって初めて病院を訪れる人が多い。この時、大抵の患者さんは『腎機能が半分近く残っているから治療すれば治る』と思いがちですが、そう簡単ではありません。40歳を越えると、腎機能は加齢に応じて低下していき、元に戻ることはありません」

 CKDが進めば、腎臓本来の働きが失われるだけではない。CKDが軽度であっても、心臓病や脳卒中といった心血管イベントを起こすリスクが倍増する。

 例えば、eGFR値を使った研究で、3a期では3.65件に過ぎなかった100人当たりの年間心血管イベント発症件数が、3b期には11・29件となり、4期だと21.80件、末期の5期だと36.60件に跳ね上がることが報告されている。

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