そして、中間帯のRS11~25を「ホルモン療法だけ」と「抗がん剤追加」に分けて調べたところ、全ての評価項目で結果は同じだった。要は、ホルモン療法に抗がん剤を追加してもしなくても、再発リスクは変わらない。RSが中間であれば、抗がん剤の副作用に耐えなくてもいいのだ。
世界的に広く利用されている診療ガイドライン「NCCN」では、すでにオンコタイプDX乳がん再発スコアの使用を「強く考慮」としている。日本で実施経験のある医療機関は全国300以上だが、高額な検査ということもあり、普及まで時間がかかりそうだ。