戦場の兵士がかかるPTSD(心的外傷後ストレス障害)とも比較されています。
さらに、アメリカでは消防士はマッチョなヒーローとされ、こうしたストレスを訴えること自体が「男らしくない、不名誉」というような感覚がいまだに残っており、対応の遅れにつながっているといわれています。
一方、積極的な対策に乗りだす消防当局も増えています。カリフォルニア州サンディエゴ消防局では、消防士や警察官を専門に治療する精神分析医と契約し、ストレスを訴える消防士がすぐに診察を受けられるように環境を整えました。インディアナ州インディアナポリスでは消防士のためのヨガのクラスも開催されています。
特に若いミレニアル世代を中心に、抵抗なくこうしたセラピーやクラスを受けられるようになってきているとのことですが、より一層の対策が望まれています。
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