“冬血圧”に要注意…夏より10以上高い人は心筋梗塞リスク大

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

■まずは1週間に2~3回血圧を測定

 まずは、自分の今の血圧をきっちり把握すること。家庭で測定するのが一番だが、桑島医師によれば、血圧を測定する時は、タイミングが大事。朝の起床時すぐは、自律神経の副交感神経から交感神経に切り替わる時で、本来より血圧が高くなりやすい。

「また、冬は布団から出てすぐは、寒さで血管が収縮し血圧が高くなりがち。起床してからしばらく時間が経った朝食前に、普段過ごしている室温の中で、測定するといいでしょう。お手洗いは行ってからでもその前でも構いません」

 1日だけの測定ではなく、1週間に2~3回測定する。

 血圧が認識している以上に高い場合、前述の「動脈硬化が進んで冬に血圧が高い」ケースと、「薬が効いていなくて朝の血圧が高い」ケースがある。

 冬に血圧が高くなる場合は、よりよく効く薬に変えたり、錠剤の数を増やす。

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