愉快な“病人”たち

脳性麻痺の寺田ユースケさんが語る 挫折と感動そして挑戦

車イスはボクにとって「魔法のアイテム」(C)日刊ゲンダイ

 それを救ってくれたのは車イスです。それまでは「車イスに乗ったら負けだ」と拒否していましたが、いざ乗ってみたら「あれ?」と思うほど快適で、一気に行動範囲が広がりました。ボクにとっては魔法のアイテム。「かぼちゃの馬車」と呼んでいます。

 それからのボクは、いろいろなことに挑戦しました。お笑い芸人、車イスホスト、「車イス押してくれませんか?」を合言葉に出会った人に車イスを押してもらいながらゆくヒッチハイクの旅……。そして今は、去年出会って結婚した妻と一緒に「寺田家TV」というユーチューブの動画を毎日つくっています。

 といっても、パソコンの技術的なことやプロデュースなどは、奥さん任せです(笑い)。いつもありがとう。ボクは画面の中で一生懸命に楽しんで、視聴者さんに笑顔を届けるのが役割です。障害のある子が「寺田よりはボクのほうができるぞ」と思って、一歩を踏み出せるようになってもらえたら幸せです。

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