愉快な“病人”たち

脳性麻痺の寺田ユースケさんが語る 挫折と感動そして挑戦

車イスはボクにとって「魔法のアイテム」(C)日刊ゲンダイ

 病気から学んだことは「奥さんファーストで生きよう」ということ。支えてくれる人がいるから表舞台に出られるということに、奥さんと出会って気づいたんです。

 以前は自己中心的で、取材を受けたときは「障害者のために」なんてカッコいいことを言っていました。でも、本当は「有名になればこんなボクでも結婚できるんじゃないか」という下心が原動力でした。結婚して初めて自分の本音に気がつきました。その程度の器の小さな人間なんです。

 ただ、そんな下心が満たされた今、改めて純粋に「子供たちが笑ってくれたらうれしい」と願って活動中です。よかったら「寺田家TV」、見てください(笑い)。

 =聞き手・松永詠美子

▽てらだ・ゆーすけ 1990年、愛知県生まれ。生まれつきの脳性麻痺で20歳から車イスに乗り始める。大学在学中に単身留学した英国のお笑いに影響され、帰国後にお笑い芸人を目指すが挫折。著書「車イスホスト。」(双葉社)では、歌舞伎町でのホスト経験などをつづっている。現在は、「車イス押してくれませんか?」を合言葉に、日本全国を旅して、昨年結婚した妻とともに制作するユーチューブ「寺田家TV」を毎日更新中。

5 / 5 ページ

関連記事