中途失明原因の第1位 緑内障になりやすい「7つのタイプ」

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

■視力・眼底検査だけではわからない

 そもそも人が物を見るには、物が発するか物に反射した光が目の中に入り、目の奥の網膜上で像を結ぶ必要がある。その光の刺激に網膜の細胞が反応して電気信号が発生。100万本の神経線維が集まってできた視神経を通って脳の後頭葉視覚中枢へ伝わり、脳で「見た」と認識する。

 緑内障になると、眼圧が高くなることで視神経が障害されて神経線維が徐々に減少。欠損した線維が担っていた部分の視野が失われていく。

「眼圧は目の中の水分である房水の量で調節されており、房水は角膜の隅にある出口(隅角)から流れ出ていくようできています。しかし、隅角が詰まったり狭くなったりすると、房水が流れづらくなり、眼圧が上昇。視神経の出口である視神経乳頭が圧迫され、視神経が障害されて視野が欠けていくのです」

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