生活を変えれば治る 「痔」持ちが冬に警戒すべき5つの大敵

日本人の3人に1人がかかっている(C)日刊ゲンダイ

「冷えは自律神経を乱し、下痢や便秘を起こし、裂肛や痔ろうのリスクも高まります。使い捨てカイロを背中や腰骨、足先に貼るといい。入浴はシャワーで済ませず湯船につかって肛門を中心に体を温めましょう」

■座りっぱなし

 年末にかけて残業が増え座っている時間も長くなる。寒くて昼休みも部屋にこもりがち。体重が肛門に長時間かかるうえ、運動不足も重なって肛門周辺のうっ血リスクが高くなる。

「理想は通勤時にひと駅手前で降りて歩いたり、就業後に泳いだりすること。ほかに就業時間内に1時間に1度、10メートル歩くことを心がけましょう」

■お酒

 接待や忘年会のシーズンで飲酒の機会が多いが、お酒は痔にとって大敵だ。アルコールには末梢血管を拡張する働きがあるので血流は良くなるが、それは体の表面の話。内臓は逆に血液が不足するため血流が悪くなり肛門周辺はうっ血してしまう。

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