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高血圧が減っているのは降圧剤と塩分摂取の影響ではないか

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 つまり血圧の低下傾向や上の血圧が140以上の人の割合が減っているのは、血圧の薬を飲んでいる人の割合の増加が大きく関係しています。

 さらにこの調査では1日の食塩摂取量も調べています。この10年で男性では11.9グラムから10.7グラムに、女性でも10.2グラムから8.9グラムに減少しており、血圧の低下に関係していると思われます。

 この10年の血圧低下傾向の理由を考えるのはなかなか難しいことなのです。

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名郷直樹

「武蔵国分寺公園クリニック」院長、「CMECジャーナルクラブ」編集長。自治医大卒。東大薬学部非常勤講師、東大医学教育国際協力研究センター学外客員研究員。臨床研究適正評価教育機構理事。7月末に「検診や治療に疑問を感じている方! 医療の現実、教えますから広めてください!!」(ライフサイエンス出版)を出すなど著書多数。

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