そんな私は、がんを宣告されたが、今までの食生活を変えるつもりはない。これがいいからといって、何かひとつだけを取ることはしない。体が欲していないものは取らない。そして、どんなにいいと言われているものでも、一回距離を置いて考える。“絶対”や“万能”はないし、人は千差万別なのだから。
でもその中で、がん宣告後に始めた食べ物がある。それは米ぬか食だ。食文化研究家の永山久夫さん(84)が勧めてくれたもので、無農薬の米ぬかを炒って、スプーン1杯ほど食べ物にふりかけて食べるというもの。
「米ぬか食を長年続けているが、スタミナがついた。疲れなくなった」とは永山さん。私も毎朝、ヨーグルトにメープルシロップとともにかけて食べているが、免疫力が高まり、疲れを感じにくくなった気がしている。
ステージⅣがん治療を断るとどうなる