心臓や脳に負担大 冬のトイレで“遭難”しないための5カ条

トイレの窓は冷気が伝わりやすい(写真はイメージ)/(C)PIXTA

 排尿失神が怖いのは、意識を失ったときに便器や壁、床に頭や顔を打ちつけたりする危険があるからだ。

「そうならないため、おしっこは我慢せずに、ちょくちょくトイレに行くことです。万一のことを考えて男性でも立ちションはやめて座っておしっこをしましょう」

■トイレを暖める

 トイレは家の北側に設置されていることが多く、暖かい居間や布団の中からトイレへ移動すると体は熱を奪われまいとして血管が縮み、血圧が上がる。そこで、排尿・排便で血圧を急に上げ下げするとお風呂同様ヒートショックを起こしかねない。トイレはできるだけ暖かくすることだ。

「理想は温熱ヒーター付きの便座ですが、すぐには用意できない人もいると思います。そのときはトイレに電気ストーブなどを入れるのも手です。床にホットカーペットを敷くのもいいでしょう。冷たい便座を避けるため便座カバーも利用しましょう」

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