また、コンピューターゲームなどの電子機器の使用時間が長いことも近視のリスクを高めましたが、そのリスク増加は3%という結果でした。その他、この研究では母親の教育水準や不妊治療の有無などが子供の視力に影響を与える要因であることが示されています。
近視の発症はさまざまな要因が複合的に作用しており、その原因を明確に特定することは難しいように思います。とはいえ、中国の小学生を対象とした研究でも、「屋外での活動時間が長いと近視の発生率が低い」という結果が報告されており、幼少期は屋外で過ごす時間を増やすことが、近視予防に重要かもしれません。
役に立つオモシロ医学論文