佳江さんは実の父もがんで亡くしている。
「ご両親は彼女が10歳ぐらいのときに離婚されていて、僕と出会い、結婚を報告しようとしたら、がんで亡くなっていたことが分かりました。だから、自分ががんで死んでも仕方ないという気持ちが心のどこかにあったのかもしれません。決して、生きることに熱心じゃなかったわけではない。とても勇気があったとしか言いようがありません」 =つづく
がん発症の妻にしてあげた10のこと