むろん、受精卵が着床する超早期の妊娠期の飲酒はそれほど大きな影響を及ぼさないといわれていますが、お酒を飲まないに越したことはありません。
日本国内の胎児性アルコール症候群の赤ちゃんは1000人に0・1人程度という調査結果がありますが、一説にはもう少し多いのではないかともいわれています。
いずれにせよ、妊娠中の人は当然ですが、妊娠が気になる人、妊活中の人はお酒は控えたほうがいいかも知れません。
ちなみに、ノルウェー国立公衆衛生研究所の調査では、妊娠中に飲酒経験がある女性が最も多いのは英国で、妊娠中に飲酒経験のある女性の特徴として、比較的高齢、教育水準が高い、仕事に就いている、喫煙経験があることなどが挙げられるそうです。
(国際医療福祉大学病院内科学・一石英一郎教授)
お酒と健康 8つの疑問