病み患いのモトを断つ

正月太り解消にも役立つ 厳選スマホアプリ“ニンジン作戦”

ヤル気持続の“ご褒美”盛りだくさん
ヤル気持続の“ご褒美”盛りだくさん(C)日刊ゲンダイ

 正月休みに太った人は少なくないだろう。仕方ないことだが、気のゆるみを引きずると、リカバリーが難しくなる。なるべく早いうちに巻き返した方がいい。そんなことは耳にタコかもしれないが、生活習慣病を抱えている人はなおさらだ。

 医師で公衆衛生修士(MPH)の岸田直樹氏がこう言う。

「この時季は寒さで外出がおっくうになり、運動量が減りやすい。それに加えて、忘年会や新年会で食べ過ぎたり、飲み過ぎたりしがち。おせち料理はカロリーも高い。それらが積もり積もって太る。ちょっとした体重増でも、生活習慣病の人にはよくありません。特に糖尿病の人は、この時季に血糖コントロールが悪化しやすいという研究結果もあるのです」

 塩分摂取が増えれば血圧も上がるだろうし、高カロリーな食事を続ければコレステロールや中性脂肪なども悪化する。そこに体重の増加で、寒暖差のプレッシャーを受けると、血管が悲鳴を上げるだろう。冬に心筋梗塞や脳卒中が多発するゆえんだ。

 そんなダメージを免れるために、ダイエットへの一歩を踏み出すこと。はじめの一歩で終わることなく、コツコツ続けていくには“ご褒美”が不可欠。そのためのニンジンがスマホにあるという。

「最新の医療は、社会疫学といって社会科学的視点を取り入れた方法論にシフトしつつあります。スマホのアプリで歩数やカロリーを計算することで、自然に歩くモチベーションが高まります。アプリをうまく使うのは、生活改善のサポートになるのです」(岸田氏)

 アプリの中には、歩けば歩くほどお得な特典をもらえるものも。編集部厳選ベスト10――。

■あるく・おトク・でんき

 タニタとイーレックスが提携。1日平均5000歩を歩くと電気代が毎月837円お得になるなど歩数に応じて電気代が割安に。タニタの活動量計(無料)を使い、健康管理サービス「からだカルテ」にデータを送信して利用。初期費用1080円。

■あるく保険      

 東京海上日動あんしん生命のプラン。契約者がスマホアプリとウエアラブル端末を利用して歩数を計測。1日平均8000歩以上で、保険料の一部が健康増進還付金として還元。

■健康第一       

 第一生命のアプリで、1日の目標歩数を達成すると抽選でコンビニクーポンが。

■aruku&(あるくと)

 ミッションを達成すると月ごとに替わるプレゼントに応募できる。ダウンロードするだけでTポイント30ポイントがもらえるキャンペーンも。

■FiNC       

 歩くほどポイントが貯まり、ダイエットグッズの購入などに使える。

■RenoBody   

 スマホアプリ。smart WAONと連携すると1日8000歩でWAON POINTが1ポイントもらえる。期間限定でポイントがもらえるキャンペーンも。

■吉野家「歩く割」   

 吉野家アプリをダウンロードすると、毎日のログインや歩数に応じてポイント獲得。吉野家のクーポンに換えられる。

■CokeONウォーク

 日本コカ・コーラのアプリで、歩数目標達成でスタンプが貯まる。スタンプ15個で対応自販機などの商品1本が無料に。

■歩いておトク     

 NTTドコモのアプリで、歩数に応じてdポイントが。月額540円なので、もとをとるべく歩くモチベーションに。

■とほトク       

 歩数を応募券に引き換えて、iTunesカードや楽天ポイントギフトカードなどが当たる懸賞に応募できる。

 ◇ ◇ ◇ 

 アプリはほかにもたくさんある。欲しい特典で選んで使ってみよう。

関連記事