消えない目の不快感の正体は「眼瞼けいれん」かもしれない

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 パーキンソン病などがあれば、その治療と並行して眼瞼けいれんの治療を行う。薬剤性と判明すれば、ベンゾジアゼピン系の薬剤を処方している医師に連絡を取り、別の薬への変更や減量を検討してもらう。自己判断で勝手に服薬をやめたり量を減らしたりする人がいるが、それらは離脱症状(禁断症状)を招くため、必ず医師の指導の下で減薬していくことが重要だ。

■ドライアイの背景に隠れていないかを確認

 眼瞼けいれんは、なぜドライアイと関連するのか? それは、まばたきが的確なタイミングで行えなくなるからだ。

「そのために涙の量が少なくなり、ドライアイが生じるのです。眼瞼けいれんにドライアイは必発の症状で、ドライアイの背景に眼瞼けいれんが隠れていないか、確認しなければなりません」

 眼瞼けいれんによるドライアイには、点眼薬だけでは効果が不十分。涙の出口である涙点にフタをして、涙が排出しないようにする涙点プラグが適している。

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