性感染症最前線

梅毒<1>典型的な症状が出ないからといって安心はできない

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

「妊婦が感染すると、『先天梅毒』といって胎児に感染し、死産、早産、新生児死亡、奇形などを起こす場合があります。先天梅毒の報告(16年は14件)も梅毒増加に伴って年々増加しています」

 では、なぜ近年急増しているのか。届け出の周知が徹底されてきたからという見方もあるが、外国人観光客の急増が影響しているのではないかという指摘もある。たとえば中国で最も猛威を振るっている性感染症は梅毒。中国衛生部の報告によると、16年度の梅毒感染者数は46万4457人で、15年前の15倍以上に増加しているという。

 次回は、「偽装の達人」といわれる梅毒の多彩な症状を取り上げる。

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