自律神経がカギ 寒い冬こそ「日光と朝食」で疲労を撃退

寒暖差と乾燥が自律神経を痛めつける(C)日刊ゲンダイ

■寒暖差と乾燥への対策で自律神経の負担を軽減

 寒暖差が大きい冬こそ、自律神経をいたわる必要がある。

「自律神経にかかる負担をなるべく減らすことを心がけてください。室内と屋外の寒暖差を少なくするために、まめに衣服を着脱したり、温かい飲み物を取るなどして調整するのもいいでしょう。とりわけ注意すべきは朝の起床直後です。目が覚めても、自律神経が目覚めるまでは時間がかかります。その状態で一気に自律神経を働かせると負荷が大きくなってしまいます。試運転のために効果的なのが、まずは窓際で日の光を浴びること。気分を前向きにして覚醒を促す神経伝達物質のセロトニンが分泌されます。さらに、しっかり朝食を食べることも大切です。胃を動かすことは自律神経にとってはそこまでの負担ではないので、朝食がウオーミングアップになるのです。反対に、目覚めてすぐに早朝散歩に出かけるのは避けましょう」

3 / 4 ページ

関連記事