「胴上げのために17キロ減量しました」
箱根駅伝で東海大を初優勝に導いた両角速監督(52)は、“確信”があったのかもしれない。報道陣にそう語り、4カ月にわたって毎日12キロ走り、体重を69キロに絞り込んだエピソードを披露している。
両角監督でなくても、ダイエットや健康維持で走っている人はいるだろう。笹川スポーツ財団の調査によると、1年に1回以上ジョギングやマラソンをする人は893万人。来月の京都マラソンや3月の東京マラソンを目標に走り込みを重ねているランナーもいるかもしれない。
実は、走り過ぎはEDを招く恐れがあるのだ。昭和大藤が丘病院泌尿器科の佐々木春明教授に聞いた。
「適度な運動は男性ホルモンの分泌を促して、男性を男らしくし、性機能アップに役立ちます。ところが、運動のやり過ぎで疲労やストレスをためたりすると、かえって逆効果になり、男性ホルモンの分泌を悪化させ、EDを発症させることがあるのです」
病み患いのモトを断つ