2018年の「ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル」という医学誌に、興味深い論文が掲載されています。
スコットランドの高齢者を長期間観察して、知的活動と認知症の進行との関連を検討したところ、知的活動をしていても、認知症の予防にはつながっていませんでした。もちろん脳を鍛えることはその時の知的能力を高めるのには有効ですが、病気としての認知症の予防には、どうやらならないと考えた方がよさそうです。
医者も知らない医学の新常識