つまり、毎日決まった時間に起床して太陽光を浴びて朝食を取ることは、乱れたサーカディアンリズムを正し、より痩せやすい体質をつくるのだ。
それを効果的にするには朝食時に血糖が高くなるような食事が必要となる。そのため、炭水化物の割合が多めになる朝食を取るとともに前日の夕食から朝食までの「絶食時間」を長くすることが大切だという。
「その意味では毎日14時間以上の絶食時間を設けていることは素晴らしいことです。私も食事の内容や量を変えずに絶食時間を長くすることだけで20キロ近く減量した経験があります。医院内で肥満の患者さんへの栄養指導でも絶食時間を延ばすよう指導し、効果を上げています」
ちなみに拘置所や刑務所の食事は「薄味でおいしくない」といわれる。
原因は食塩を1日7グラム以内とする「日本人の食事摂取基準」に沿った献立が考えられているからだ。