休日の運動ではカバーできず…“座り過ぎ”のリスクと解決策

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 心臓病や脳卒中のリスクが高まり、性生活もダメになってはたまらない。どうしたらいいのか?

「それなら、平日の座り過ぎを休日の運動でカバーすればいいのではないか? そう考える人もいるでしょう。しかし、残念ながらそれではカバーできません。座り過ぎのマイナスは睡眠不足を寝溜めで解消しようとするのと同じで、まったく意味をなさないのです」(林院長)

 解決策はとにかく立って歩くことだ。

「自分が座り過ぎていると感じている人は、会社でも自宅でも1時間に1度は必ず立ち上がり、2~5分は歩き回ることです。太ももやふくらはぎの筋肉を動かすスクワットも効果的です。さらに通勤時間帯などを利用して1日30分以上は体を動かすといいでしょう」(林院長)

 健康を保つには運動は必須ではない。便利な道具に頼らず、日頃からちょこまか体を動かして生活する。それが大切だ。

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