愉快な“病人”たち

今も肺がん治療中 フットサル久光重貴さん語る壮絶闘病

久光重貴さん(C)日刊ゲンダイ

■自分がひとつの症例になれれば

 6人部屋に入院したのもよかったです。病院からは個室での治療を提案してもらったのですが、大部屋にしてもらって同室の方たちからいろいろな情報をもらえました。がん治療は日々進歩しています。ネットの情報でさえ過去のもので、今まさに治療を受けている患者や医師は、さらに新しい治療を試みたりしています。

 例えば、抗がん剤(分子標的薬)治療の副作用もそうです。自分も、とても怖かったのですが、今は副作用に対する治療も進んでいるんです。自分の最初の治療は、1日1回イレッサを服用して様子を見るというものでしたが、発疹が出たら医師がちゃんと対処してくれて、恐れていたほどではありませんでした。1週間で退院して通院治療に切り替え、この時は、がんを半分以下にまで小さくすることができました。年をまたいで、シーズン終了の2月には、ピッチに立つこともできたんですよ。

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