1956年、東京大学法学部教授が抜歯後の化膿止めとしてペニシリン注射を受け、アナフィラキシーショックで死亡したのだ。それが大々的に報道され「ペニシリン注射は怖い」という一般の警戒心の高まりから、国内では注射薬が製造されなくなったという。しかし、経口薬は1~3カ月飲む必要があるが、注射薬は1回で治る。遅くなったが、ショック対策の義務づけなどで、日本でも近々、注射薬が使えるようになるという。
性感染症最前線