「お米を食べる」効能を見直す

脳のストレスを減らす 玄米の成分「γ-オリザノール」とは

玄米食べたらスリムに…(C)日刊ゲンダイ

 小胞体ストレスはパーキンソン病、アルツハイマー型認知症、がんの原因にもなる。海外では過剰な食欲を抑える薬が発売されてきたが、無理やり食欲を落とした結果、鬱を発症し自殺者も出た。

 現在では、発売中止になっているものもあり、薬で依存症を改善することは極めて難しい。

■「白米7対玄米3」でも効果的

 そこで、益崎教授が注目したのが「γ―オリザノール」だ。この成分を糖尿病マウスに与えたところ、脳のストレスを解消し、肥満や糖尿病の予防につながることが分かった。

 この研究成果は2017年に国際科学誌「Nature」にも掲載されている。

「米の中でも玄米、米ぬか成分に脳のストレスを解除する効果がみられました。マウスを使った実験で、『ラード』と『ヘルシー食』の双方に『γ―オリザノール』の成分を含ませてどちらを選ぶか観察すると、ヘルシー食を選ぶ割合が増えました。実験前は、ほぼ100%、ラードを選んでいたのにです。動物性脂肪過多の好みを変える働きがあります」(益崎裕章教授)

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