タスマニアの幻のハチミツが花粉症に効果ありとのウワサ

ポリフェノールも多く含んでいる(たかくら新産業HPから)
ポリフェノールも多く含んでいる(たかくら新産業HPから)

 オーストラリアのタスマニアといえば、クレイドル・マウンテン―セント・クレア湖国立公園など世界遺産の宝庫。そのタスマニアの原生地域から“幻”と呼ばれるハチミツが採れる。西海岸にしか育たないレザーウッドのミツから採れた「レザーウッドハニー」だ。

 このハチミツが「花粉症に効く」という噂が広まっている。オーストラリアの分析機関のテストで、高い殺菌効果が認められているのだ。

 日本気象協会によると、2月中旬から花粉が飛散し、その量は例年より多め。ハチミツにはもともとアレルギー対策となる抗酸化作用が認められているがわらにもすがる思いでハチミツに頼りたい人も多いだろう。

「レザーウッドハニーはポリフェノールも多く含み、抗酸化作用が期待されます。また、ヨーグルトなどの乳酸菌を一緒に食べることによって、腸内環境を整えてくれます」(ハチミツを輸入販売する「たかくら新産業」広報担当者)

 価格は250グラム入りで4104円(税込み)。1日にティースプーン1杯で、つらい鼻水などが軽減できる。

 タスマニア島は四国と九州を足した面積より広い土地に、人口はわずかに50万人。氷河期の名残をとどめ、島全体が世界遺産といっていい。原始的な植物であるレザーウッドは、シダ植物が生い茂るような場所でひっそりと育つ。花はバラに似て、気温が高くなると強い香りを放つ。花弁は粘着質のある樹液で覆われているのが特徴だ。

 花粉という植物からの外敵を古代の植物から採れたハチミツで防ぐ。何となく自然の神秘を感じさせる。

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