飛散量が少なくても危ない“凶悪化する花粉”対策のポイント

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

■アレルギー性の増悪

「花粉が大気汚染と結びつくと、化学変化でアレルギー性が増す。大気汚染がない場所の花粉と、国道近くで大気汚染の影響を受けている花粉を比較したところ、大気汚染の影響を受ける花粉はアレルゲンと人体内の抗体の結びつく力が1万倍強かった。これは、アレルギー症状が強く出ることを意味します」

 花粉対策は、花粉の飛散量ではなく、大気汚染との関係を意識して行うべき。

 さらに、花粉対策は、花粉“症”対策だけにあらず。現在、花粉症でなくても、PM2・5用のマスク、うがい・手洗い・鼻洗い、屋内の加湿器などの複数の花粉対策を徹底すべきだ。

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