70歳の不安に勝つ

高齢者の6割が健康に不安…体力は「地域体操」で養える

心身の健康につながる(提供写真)

「椅子に座って行うパターンと立位で行うパターンの2種類があります。各6つの運動の組み合わせで、手足に重りをつけて四股ふみをしたり、腕を前に出す運動をしたり。それらの運動の繰り返しで、日常に使う筋肉を鍛えるプログラムになっています」(静岡市役所地域リハビリテーション推進センターの作業療法士・丸山光夫さん)

 参加基準は、介護を必要としない健康な成人で、50、60代の定年を迎える前に体力づくりをしたいという人から、健康維持のために続ける高齢者が中心という。

「定年してから体づくりのためにカルチャーセンターに通われる方がいますが、『速い動きについていけない』『足腰を痛めた』と挫折した方の声も耳にします。しかし、『しぞ~かでん伝体操』は各自のレベルに合わせて、少しずつステップアップするので大丈夫。参加者の平均年齢は75歳で、最高齢は98歳です」

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