実際には健康から要介護へと、なだらかに下っていくとは限りません。脳卒中や急性心筋梗塞を発症すれば、一気に要支援や要介護に飛んでしまうことがありますし、そのまま亡くなってしまう人もいます。
また「ピンピンコロリ」は、比較的軽いフレイル状態からこれといった疾患もなく、一気に死に至ることと解釈できます。しかしそれは、病気で死ぬよりずっと難しそうだと思えるのです。
栄養バランスが悪化 持病がある人は二次性サルコに要注意
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原因は3つ ピンピンコロリ手前のフレイルは予防できるのか
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永田宏
長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授
筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。