風邪症状後の異様な疲れに…ウイルス糖尿病はこんなに怖い

半年から数年かけて発病する場合も(C)日刊ゲンダイ

 昨年夏に大リーグのシンシナティ・レッズからアトランタ・ブレーブスに移籍したアダム・デュバル選手は23歳で敗血性咽頭炎を発症し、その後に1型糖尿病を発症した。

 日本人でも、料理研究家の相田幸二さん(43)は風邪のようなだるさをキッカケに昨年1月、医師から1型糖尿病を告げられている。

「ウイルスによる1型糖尿病が怖いのは、これまでまったく糖尿病とは無縁と思われた健康的な人でも発症することです。大事なことは、風邪症状に襲われた後にこれまでにないだるさに襲われた、のどが渇いて仕方がないという人は、ウイルス糖尿病を疑い血糖値を測ることです」

 とはいえ、糖尿病と診断されて簡易の血糖測定器などを持ち合わせている人と違って、健康な人は血糖を測るのは簡単ではない。ならば、薬局やドラッグストアで販売されている「尿糖試験紙」を使うのも手だ。

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